『Mentor』発売10周年記念モデル
英国ノッティンカムアナログスタジオ社から、あの最高級アナログプレーヤー『Mentor』の発売10周年を記念して、『Mentor』のノウハウ、シンキングを踏襲し、さらに進化させ、より多くのお客さまに満足頂けるようなスベシャルプライス設定の“Mr.トム・フレッチャー”快心の作品が『Mentor
Jr.』です。
『Mentor
Jr.』の最大の特徴は、12インチのロングアームを搭載したことと10kgを超える重量級極厚特殊亜鉛合金及び2.5kgカーボンによるマルチプラッターを採用した点にあります。
『12インチSPACE
ARM』により、レコードに対するカートリッジのトラッカビリティは最大に高められ、不要な振動を徹底的に排除する異種素材採用のターンテーブルとの相乗効果でさらに重心が低くなっています。総重量12.5Kgを越える重量級ターンテーブルは、慣性モーメントが大幅向上、ワウフラッターと切り離されたレコードからは従来にも増して定位(音の広がり)が一層安定した豊かで重厚感溢れるとサウンドを聴かせます。
【新開発スペシャルピボット、超軽量カーボンファイバー12インチスペースアーム搭載】
『Mentor
Jr.』には、ピボットに改良が加えられた新型の『12インチNEW
SPACEARM』が搭載されています。12インチのロングアームの採用でトラッキングエラーが極めて少なく、素早いレスポンスとセンシティビティを確保しています。特殊ワンポイントベアリング方式によりディスク表面のトラッキングは実にスムーズで、レコードのホコリなどによるスクラッチノイズは極めて抑えられます。
カーボンファイバー製の内部にもう一つのチューブを持った二重構造が採用された結果、チューブの強度はさらに増し、パス内の干渉や共振を防ぎます。アームの表面には、ペイントもパウダーコーティングも一切施されていないためより高いダンピング効果をもたらします。リード線はテフロン被膜の高純度シルバーシングルリードが採用されています。
従来のレコードプレーヤーでは、レコードの内側に針がトレースするとノイズ・バチバチ音が多
くなりますが、この『MentorJn』はまるで違います。カーボンファイバーによる対共振性、徹底的なイナーシャーの削減、カーボンファイバー採用のロングアームの軽さと強度によって、レスポンスの素早さを最大に、かつトラッキングエラーを極めて少なくし、カートリッジはあたかもトーンアームが無いがごとくパーフェクトに針は溝をトレースします。その結果、レコードと溝に刻まれた素晴らしい音楽とカートリッジのみの特徴が再現されます。
【超重量特殊合金プラッター&極厚カーボングラファイトHDプラツター採用】
『MentorJr.』のもう一つの大きな特徴は、NOTTINGHAM社最高級プレーヤー『ANNALOG』にも採用した25mm厚のカーボングラファイトプラッターと50mm/10kgの超極厚・重量特殊合金製ターンテーブルプラッターを採用した点にあります。
上部の25mmのカーボンプラッターと下部の50mm特殊合金製プラッターとのユニークなマルチレイヤー構造によって、ダンピング効果を生み出すと共に互いのコンポーネントの共振を防ぎます。また、レコードをグラファイトプラッターに直に載せる事により、さらに共振を防ぎます。
このマルチレイヤー構造は、『ANNALOG』に共通し、音楽の空間に広がりを与えます。また、『Mentor
Jr.
』は、カーボングラフアイトの中央部に精巧な削り出しアルミ合金製スピンドルアダプターを採用しています。
【大型ウッドベース採用】
超重量大型プラッターを支えるためのウッドベースもさらに大型のものを採用しました。外観的にもダイナミックさや威厳を与えています。
【NEWスペシャルベアリング方式】
『Mentor』で採用した、さらに接地面積を極小にしたフラットスピンドル方式を採用しました。ベアリングは砲金製のスリーブ方式、軸受けは特殊コバルト合金製で、重量ターンテーブルの圧力からスピンドル軸を守り続けます。軸受とスピンドルの間には、常に新しいオイルを取り込む配慮がなされており、接点に同じオイルが溜まりベアリングを劣化させることがありません。これらの配慮により、まるで重量のターンテーブルがまさに空中に浮いているかの様に回転し、その静けさはかつて経験したことのない、感動的なものを生み出すことに成功しています。
【ツインアーム対応】
『Mentor
Jr.』は、将来別のショートアームを取り付けられるよう、ウッドベース左後方に追加アームベース用の土台が付いています。(追加アームベースは別売です。)
これにより、アームとカートリッジのバリエーションが増え、アナログ再生をさらに自由に楽しむ事ができます。
「Mr.トム・フレッチャー」は、このプレーヤーに"ハイファイ"を求めたのではありません。彼は「音楽のイリュージョン」の再生を試み成功しました。その臨場感はあまりに凄まじく、その静けさは他の類をみません。このように論理的で繊細なこだわりを持って製作された『Mentor
Jr.』は、音楽の背景にある沈黙すら描写し、かつてリスナーが体験し得なかったほど透明で広がりの豊かな音楽をスピーカーを通して空間に放つのです。