MITSUBISHI LVP-HC3000 SHARP XV-Z3000 OPTOMA HD72I NEC LT35J MARANTZ VP11S1 比較 テスト

MITSUBISHI LVP-HC3000

MITSUBISHI LVP-HC1100
高画質 DLPプロジェクター 画質 比較

(ご注文はこちら)

2006年8月に発売されたDLP方式、1280×720ドットのシアター用プロジェクター、MITSUBISHI LVP-HC1100と
旧モデルのLVP-HC3000の機能と画質を比較しました。

外観の比較と概要

左が LVP−HC3000 右が LVP−HC1100です。

レンズまわりの枠と本体上面のモールの帯がHC3000がメタリックカラーなのに対しHC1100は白色で
見た目に差をつけています。
通常DLPプロジェクターに必要の無い吸気部に防塵フィルターがHC3000には最初から搭載されていますが、
HC1100では、装着されていません。フィルターは、製品に付属しておりますので埃の多い環境などではお使い下さい。

(リモコンは左がLVP-HC1100で右がHC3000)

付属のリモコンは、LVP-HC3000のリモコンとほぼ同じですが「アイリス(虹彩絞り)機能がない」ため
LVP-HC1100はボタンが一つ省略されています。 

MITSUBISHI LVP-HC1100

ハイビジョンパネル搭載で実売価格15万を切る低価格モデル。

画像回路は、LVP-HC3000を上回る高スペックのチップが搭載されています。

スペック上のコントラスト比は3000:1とLVP-HC3000の4000:1から若干低下しています。

コンポーネントは色合い調整が固定され調整できません。

HDMIでは色合いが固定となりソース側の色に依存する傾向が強くなります。

MITSUBISHI LVP-HC3000

ハイビジョンパネル搭載で実売価格20万を大きく切る低価格モデル。

艶のある深い黒を再現します。

色温度がやや高めの淡目の色合いでTV調の画像は高解像度でスッキリとした印象の画像です。

コンポーネントは色合い調整が固定され調整できません。

さらにHDMIでは色合い及び色の濃さも固定となりソースの色に完全に依存します。

主なスペックの比較

モデル
クリックでメーカー
HPにリンク
メーカー
標準価格
画素数 パネル
サイズ
明るさ
最大輝度
ランプ
出力
コントラスト
比
ワイド100
投影距離
デジタル
入力
アナログ
入力
外形寸法
(mm)
質量
消費電力

LVP-HC1100

OPEN 1280*720 0.62" 1000 200W 3000:1 3.6-4.4 HDMI*1 3RCA*1
D-SUB*1
W310
H100
D245
280W
3.0Kg

LVP-HC3000

38万円 1280*768 0.65" 1000 200W 4000:1 3.6-4.4 HDMI*1 3RCA*1
D-SUB*1
W310
H100
D245
280W
3.0Kg

100インチ以外のスクリーンをお使いの場合の投影距離の計算方法

画素数とパネルサイズについて

LVP-HC1100とLVP-HC3000は、ダークチップ2(DC2)と呼ばれるDMD素子を搭載しています。

画素は、LVP-HC1100が1280*720、LVP-HC3000が1280*768となっていますが、1280*720は16:9で割り切れるように16:9のソースを入力したときの実質的な画素数は同じになります。1280*768は、パソコンなどの4:3ソースで有利になりますが、シアターユースでは無用の長物で1280*720で問題ありません。

明るさについて

明るさは、2台とも同じです。交換ランプも同じですが、このランプには多少の色誤差があり、ランプの当たりはずれで若干色の善し悪しが変わることがあります。ただし、RGB調整機能で補正できる範囲内なので大きな問題ではありません。

コントラスト比について

スペック上のコントラスト比が4000:1から3000:1に低下しています。しかし、スクリーンのテストからも明らかなようにコントラスト比は2000:1程度で十分です。コントラスト比がそれ以上に上がっても、輝度が1000ルーメン程度では、実際の画質の見た目はそんなに大きく変わりません。後ほどの実写テストでもそれが明らかになります。

投影距離について

光学系の設計に差がないのか?投影距離は、同じです。

入力について

入力も同じですが、調整できる機能に若干差があります。詳しくは、後ほどの調整機能の比較表をご覧下さい。

ランプ出力、消費電力、外形寸法などについて

LVP−HC1100には、LVP−HC3100であった側面の突起がなくなっていますが、前面部が一番幅広なのでスペック上のサイズは同じです。

入力端子の形状を比較

VLP-HC1100

RCA/S端子は凹みの中にあり、大きなコネクターのケーブルは接続できません。接続できる高画質ケーブルは限定されます。

VLP-HC3000

RCA/S端子は凹みの中にあり、大きなコネクターのケーブルは接続できません。接続できる高画質ケーブルは限定されます。

撮影した角度が違うので、端子が違って見えますが、実際には同じで変更はありません。

信号入力数と画質メモリー機能の比較

LVP−HC1100とLVP−HC3000に差はありません。(同一です)

モデル

信号種別

入力数

メモリー数

メモリー別のガンマ調整について

LVP-HC1100

S

1

3

カーブが固定された、 AUTO , SPORTS , VIDEO , CINEMAの4つのガンマカーブと、カーブを細かく調整できる、USER1 , USER2 の合計6のガンマカーブがそれぞれのメモリーに個別に設定できる。

コンポーネント

2

3

HDMI

1

3

LVP-HC3000

S

1

3

カーブが固定された、 AUTO , SPORTS , VIDEO , CINEMAの4つのガンマカーブと、カーブを細かく調整できる、USER1 , USER2 の合計6のガンマカーブがそれぞれのメモリーに個別に設定できる。

コンポーネント

2

3

HDMI

1

3

入力信号の種類と画質調整機能の対応、1080P対応の比較

モデル 信号の種類 コ
ン
ト
ラ
ス
ト
明
る
さ
シ
ャ
|
プ
ネ
ス
色
の
濃
さ
色
合
い
R
G
B
色
合
い
R
G
B
ゲ
イ
ン
色
温
度
ノ
イ
ズ
リ
ダ
ク
シ
ョ
ン
1
0
8
0
P
対
応
備考、その他
HC1100

S

○ ○ ○ ○ ○ × × ○ × −

シアタープロジェクターを謳っている割には、意外に調整機能がすくなくいが、コンポーネントとHDMIでは「色合いの調整」がきない。HDMIでの「色の濃さ」はHC1100から調整可能になった。HC3000からちょっと進歩している。

コンポーネント

○ ○ ○ ○ × × × ○ × −

HDMI

○ ○ ○ ○ × × × ○ × ×
HC3000

S

○ ○ ○ ○ ○ × × ○ × −

シアタープロジェクターを謳っている割には、意外に調整機能がすくなくいが、コンポーネントとHDMIでは「色合いの調整」ができず、HDMIではさらに「色の濃さ」さえ調整できなくなる。痒いところに手が届かず、不満が出るかもしれない。

コンポーネント

○ ○ ○ ○ × × × ○ × −

HDMI

○ ○ ○ × × × × ○ × ×

メニュー画面の比較

LVP-HC3000と基本的に変わりませんが、画質調整の項目にスクリーンサイズと映像ポジションが追加されています。

モデル

標準画質設定メニュー画面

詳細画質設定メニュー画面

LVP−HC1100

LVP−HC3000

筐体からの光漏れとファンノイズを比較

部屋を暗くしても、プロジェクターのボディーから光が漏れては「洒落」になりません。ボディーを小さくしたり、コストを下げると冷却方式にお金がかけられないので「光漏れ対策」がお留守になることがあります。プロジェクターを実際に投影し、ボディーからの光漏れの量を調べてみました。
ファンノイズはデジカメに搭載されているマイクを使って収録しています。

LVP-HC1100

LVP-HC3000に搭載されている左側面の防塵フィルターが省略されている為、そこからの光漏れがあります。

LVP-HC3000

前方左側の排気口はファンの隙間からやや多めの光漏れがあります。
前方右側はメイン吸気口になっています。
左側の吸気部にDLP方式には必要ないとされる防塵フィルターが付いています。
全面と左右からの光漏れが確認できます

クリックするとファンノイズがお聞き頂けます。

ランプモード (Hi) 、 (Lo)

クリックするとファンノイズがお聞き頂けます。

ランプモード (Hi) 、 (Lo)

画質を比較

実写画像をデジカメで撮影して比較しました。DVDプレーヤーは、AIBROW DV9500/Specialを使用し、1080iで出力、HDMI(DVI−D)で接続しています。プロジェクターの設定は、ビデオモードもしくはシアターモードのいずれかきれいだと判断できるモードを使用し、詳細な調整は行わず画質調整は、すべてデフォルト(未調整)でテストしました。

LVP−HC1100

LVP−HC3000

グレイスケール ・ カラーバー

グレイスケールの階調は良く出ていますが、全体的に緑が強く、カラーバーでも赤と青がやや弱い感じがあります。写真からわかるように、LVP-HC1100はカラーコントラストが強くなりLVP-HC3000よりも発色が濃くなっています。

ジュラシックパーク(DTSデモソフトより)

LVP-HC1100は、色乗りが良く楽しめる映像になっています。HDMI入力では「色の濃さ」が変えられないLVP-HC3000と元々色が濃く、HDMIでも色の濃さが変えられるLVP-HC1100は、進歩したと言えるでしょう。

桜(DVD)

桜(ハイビジョン)

DVDでは、LVP-HC3000が赤みがほんの少し強いのに比べハイビジョンでは、LVP-HC1100が明らかに赤みが濃くなっているのは、デジカメのせいではなく実際に見た目も同じように赤みが濃くなっています。発色的には好ましい感じです。

ピントやコントラスト、解像度などの基本的な性能には問題ありませんが、LVP-HC3000は、ランプの色温度の個体差が大きく、一台ずつ色のばらつきがありますが、全体的に緑と青が強めになります。色のばらつきが多いのに、色合いやホワイトバランスの調整が少ないのは、引き続きちょっと気になります。

まとめ

LVP-HC3000から アイリス(虹彩絞り)機能がが省略されていますが、HDMI入力による色の濃さの調整機能が可能となりました。

コントラスト比がHC3000の4000:1から3000:1のスペックダウンしていますが
黒の締まりは申し分なく再現して問題ございません。

LVP-HC3000の下位モデルで画質低下を心配しましたが、画像や操作性の違いは感じられず
この価格でこの画質が得られれば言うことなしの、お買い得感の高い製品です。

LVP-HC3000の後継モデルのLVP-HC3100の進化に注目したいところです。

※デジカメの撮影による比較は、カメラの癖やプロジェクターとデジカメの相性などにより実際に見た感じをそのまま反映しているとは言い切れないことがあります。購入前には、実際に逸品館店頭にて画像をご覧頂きますようお願い申し上げます。

リポート掲載日:2006年8月29日