OPTOMA HD803 MARANTZ VP-15S1 VICTOR DLA-HD100 VICTOR DLA-HD1 OPTOMA HD803 画質 評価 テスト

OPTOMA HD803
MARANTZ VP-15S1

VICTOR DLA-HD100
VICTOR DLA-HD1

注目のフルスペックプロジェクター 徹底比較

逸品館のお薦めのプロジェクター・フルスペックモデル、DILA方式のOPTOMA HD803とMARANTZ VP-15S1、DLP方式のVICTOR DLA-HD100、VICTOR DLA-HD1プロジェクター、計4機種を比較してみました。

外観の比較と概要

OPTOMA HD803(DLP方式)
(プロジェクターのご注文はこちら)
メーカー標準価格 ¥475,000(税別) 生産完了

MARANTZ VP-15S1(DLP方式)
(プロジェクターのご注文はこちら)
メーカー標準価格 ¥933,333円(税別)

S端子と同様に、HDMI端子の向きはメーカーによって異なります。

操作パネルは本体天板の後方角のラインに沿って配置されています。

操作パネルは本体天板中央の前方に大きな十字キーが目に付く配置でされています。

VICTOR DLA-HD100(DILA方式)
(プロジェクターのご注文はこちら)
メーカー標準価格 ¥800,000(税別) 生産完了

VICTOR DLA-HD-1(DILA方式)

(プロジェクターのご注文はこちら)
メーカー標準価格 ¥760,000(税別) 生産完了

DLA-HD1(DLA-HD100と共通) HDMIを2系統装備。D端子ではなくコンポーネント入力が採用されています。

リモコンの比較

リモコン 右からHD803、DLA-HD100/DLA-HD1、VP-15S1

バックライトを点灯させた状態です。
VP-15S1は2色に色分けされてボタン配置の区切りがわかりやすくなっています。
HD803はバックライトが徐々に暗くなり消灯する演出がなされています。

使用ランプ

HD803

DLA-HD100(DLA-HD1)

VP-15S1

ランプ寿命: 3,000時間
品番 未定
予価 60,000円(税別)

ランプ寿命: 2,000時間
品番 BHL-5009
定価 22,000円(税別) 

ランプ寿命: 2,000時間
品番 LU-12PS3
定価 50,000円(税別)  

1年間のプロジェクター使用時間は、一般的な家庭で平均200時間程度(3日に1本2時間を見ている状態)。
10年間で2,000時間です。 (注:ランプは電球と同じく、寿命前に切れる場合がございます。)

主なスペックの比較

モデル
クリックで
メーカーHP
にリンク
メーカー
標準
価格
(税別)
画素 パネルサイズ 明るさ
最大
輝度
(lm)
ランプ
出力
コントラスト
比
ワイド
100
インチ
投影
距離(m)
デジタル
入力
アナログ
入力
外形
寸法
(mm)
重量
(kg)
消費
電力
(W)

HD803

47.5万円 1920
*
1080
0.95型
1080
1200 300W 8,000:1 4.1-4.91 HDMI*2 3RCA*1 W411
H116
D311

4.7
480

VP15S1

98万円 1920
*
1080

0.95型
1080

1000 200W 10,000:1 3.2-4.7 HDMI*2 3RCA*2 W405
H158
D481

13
350

DLA
-HD100

80万円 1920
*
1080
0.7型×3
(16:9)
1000 200W 30,000:1 3.01-6.08 HDMI*2 3RCA*1 W455
H172
D311

11.6
280

DLA
-HD1

76万円 1920
*
1080
0.7型×3
(16:9)
700 200W 15,000:1 3.01-6.08 HDMI*2 3RCA*1

W455
H172
D311

11.6
280

100インチ以外のスクリーンをお使いの場合の投影距離の計算方法

消費電力

最近の高出力のプロジェクターは、消費電力も大きめです。実際の消費電力を調べてみました。

HD803

VP15S1

カタログ値:460W

カタログ値:350W

明るいモード

通常モード

明るいモード

通常モード

消灯後の冷却ファンのみの作動は35W
待機時は8W(カタログ値13W)

消灯後の冷却ファンのみの作動は39W
待機時は1W以下(1W以下が計測できません。)

DLA-HD100

DLA-HD1

明るいモード

通常モード

明るいモード

通常モード

消灯後の冷却ファンのみの作動は22W
待機時は3W

消灯後の冷却ファンのみの作動は22W
待機時は3W

カタログ値で一番消費電力の多いHD803ですが、実際はカタログ値よりも1割強も少ないことが分かりました。映画再生等で使う通常モードは120Wもくなっており、他のモデルよりは高いものの明るい画質を考えると充分許容範囲だと思います。
各機種共に画像のシーンでの電力変化はほとんどなく一定です。待機電力は、 VP-15S1がカタログ値で0.3W以下となかなか優秀です。
実際に計測しても1W以下で計測できない程小さい値でした。
HD803の待機電力は8Wと高く、ビデオデッキの待機電力ぐらい消費します。
長期間使用しないときは 電源ケーブルを抜いておいてもよいかもしれません。
DLA-HD100/DLA-HD1の待機電力3Wもリモコン待機だけの機能としては低いとはいえません。

画質を比較

DVDプレーヤーはAIRBOW DV9600/Specialを、ブルーレイプレーヤーはPIONEER BDP-LX80を、使用しました。

カラーバー(DVD)

OPTOMA HD803

MARANTZ VP-15S1

色温度が少し高く、 白色が青白くみえます。
赤、青が色濃くはっきりとした発色です。

均一な色合いで、発色が自然です。

VICTOR DLA-HD100

VICTOR DLA-HD1

 発色が鮮やかで輪郭もシャープです。

HD803とは対照的に色温度が低めで、白色が少し黄色味を帯びています。

The Lost World(DVD)

OPTOMA HD803

MARANTZ VP-15S1

色あいが濃く、密度感のある画質でフィルムライクな質感がよく再現されています。手前の人物のシャッターを切る手や腕の動きもよくわかります。

中間色の質感が上手に再現されています。

光の加減による顔の表情が自然に再現されており、奥の人物の戸惑いの様子がよく伝わってきます。

VICTOR DLA-HD100

VICTOR DLA-HD1

明るく見通しの良いハッキリとした画質です。 より鮮やかで綺麗に見せています。

全体的に落ち着いた画質で中間色の質感がうまく再現されています。

U-571(DVD)

OPTOMA HD803

MARANTZ VP-15S1

潜水艦内の緊張感、金属の質感、革ジャンパーの質感、顔の汗の質感など 、すべての映像が生々しく緊張感が伝わってきます。色の密度が濃いと濃淡の変化がよくわかります。

発色、質感など映像全体が整って落ち着いた画質になります。潜水艦のシーンでは乗組員の表情や様子をテンポの早いカットで 順序よく映し出しますが、どのカットも見やすく、手前や奥の背景も見通しの良い映像です。

VICTOR DLA-HD100

VICTOR DLA-HD1

細かいところがよく見える画質です。
ハッキリとした映りで、乗組員の血色の良い顔色が印象的です。

艦内の隅々までよく見える、明るい画面です。黒色の再現性はHD100に及びませんが、従来の液晶とは違う黒色の表現力があります。

自然(ブルーレイ)

OPTOMA HD803

MARANTZ VP-15S1

フィルムライクな質感の再現性に定評があるOPTOMAですが、HD803はビデオ素材の再現性も得意になりました。手前の花の質感から遠くの山々の稜線まで遠近感が分かります。

赤、青、緑の発色のバランスが良く、 画面全体がキレイな画質で、落ち着いたイメージに再現します。

VICTOR DLA-HD100

VICTOR DLA-HD1

細かい画質でピントの合った映りです。発色も豊かで草木の質感も上手に映し出します。DLP方式に迫る描写力です。

白と黒のはっきりとした映像です。
階調表現も良く、ソフトな質感で見やすい画質です。

映画 U-571(ブルーレイ)

OPTOMA HD803

MARANTZ VP-15S1

よりフイルムライクな画質になります。暗いシーンから明るいシーンに切り替わっても、白が飛んだり黒がつぶれたりせず、隅々までしっかりと見えます。

派手さはなく、落ち着いた質感でしっかりとした映像はDVDと同じ傾向です。情報量の多いブルーレイは細かいところまでさらによくわかります。

VICTOR DLA-HD100

VICTOR DLA-HD1

色の純度が高く、艦内の計器や服の質感がよく分かります。暗い部分も黒くしっかりと再現され、価格相応の高い実力が感じられます。

今回比較した機種の中では一番淡く感じますが柔らかいトーンで映画らしい質感に感じます。発売から時間が経っていますが実力は色褪せていません。

白黒映画(DVD)

OPTOMA HD803

MARANTZ VP-15S1

白と黒の階調表現が豊かで、街並みや噴水、石畳の質感などがモノクロでもよくわかります。
DLP方式特有のちらつきもほとんど気になりません。

人物や建物の質感が上手に表現されています。
場面によってはDLP方式特有のちらつきが見えてしまうこともあります。
※画像の色がセピア調になっていますが、撮影時のタイミングによるもので、他のプロジェクターと色味に違いはありません 。

VICTOR DLA-HD100

VICTOR DLA-HD1

コントラスト比の高さを実感できる引き締まった映像です。DLPプロジェクター並に映像の質感が高く、モノクロ映画に最適です。

やわらかい表現で見やすい画質。DLA-HD100と同様、DILA方式は白黒映像を映した場合、やや建物の線が太く表現されDLPプロジェクターに比べて建物が近くに感じられます。

各機種の画質傾向と選択のポイント

各機種の画質傾向などをグラフで比較しました。

グラフは精細感、発色の良さ、黒の再現性、動画性能、設置性・ランニングコスト、スケーリング性能の6つの項目を下記の5段階評価で表しています。

5・優秀
4・良い
3・普通
2・やや劣る
1・劣る

OPTOMAHD803

細かさ5 ・ 発色4 ・ 黒色4 ・ 動画性能5 ・ 設置/ランニング2 ・ スケーリング4

コストパフォーマンスに優れた高画質プロジェクター

HD81の性能を越える高画質に進化しています。 心配していたモノクロ映像を投影してもDLP方式特有の色のちらつきがほとんど目立ちません。

OPTOMAらしいフィルムライクな色濃い画質はそのままに、ハイビジョン映像も見通しの良い画質で表現しています。投影距離が長く、レンズシフト機能も備わっていませんが、設置条件さえ合えば最高画質が低価格で実現できます。

価格、画質共に申し分のないHD803の弱点は「設置性」と「ファンノイズ」です。この中で「ファンノイズ」は、他の製品と比べるとやや大きいというだけなので、特に大きな問題にはならないでしょう。しかし、上下レンズシフトが付いていないので設置にやや注意が必要です。

※この製品は、レンズを簡略化しているため低コストで高画質が実現しています。

HD803設置のポイント

天井高が2.4mから2.5mの一般的なお部屋の天井にプロジェクターの設置をお考えの場合、OSの上黒延長スクリーンを天井部分に取付するとスクリーンの下端は、床から60cm(ラックの高さを想定)の高さになります。このスクリーンをお使いいただいてHD803を天吊り金具(OMNIMOUNT 3N1-PJT)で天井に取り付けたると、ほぼ台形補正せずにそのまま設置できます。 レンズの位置とスクリーンのセンターの位置さえ合わせれば 設置は難しくありません。

スクリーンとプロジェクターの位置関係が、上記の場合に収まらないときには装備されるデジタル台形補正機能により、 本体の角度を上下5度まで傾けても歪みを調整できます。台形補正時でありがちな画質の低下も最小限に抑えられています。天吊り金具を使わずに簡単に設置されるのであれば、お部屋後方の棚上などにHD830を逆さまに設置してもお使いいただけます。

MARANTZ VP-15S1

細かさ4 ・ 発色4 ・ 黒色5 ・ 動画性能5 ・ 設置/ランニング3 ・ スケーリング3

さすがDLP! 妥協のないハイエンドプロジェクター

上位機のVP-11S1に通じる画質、きれいで見やすい・清潔感のある画質です。 DMDパネルや映像回路以上にレンズの性能が画質の違いに出ています。 中間色の再現が上手で落ち着きのある映像です。 誇張したところがなく、総合的にバランスのとれた画質です。 ハイビジョン映像の画質の優秀さは特筆物です。

 

VP-15S1は、北米市場で目の肥えた“インストーラー”に人気のプロジェクターです。価格は、他機種に比べるとやや高いですが、やはりその画質には妥協がなく長く使っているとじわじわ良さが伝わります。黒の締まりはDLPならではのもので、液晶・反射型液晶とは、ひと味違います。黒を基調として再現される「色の鮮やかさ」と「中間調の豊富さ」は、圧倒的です。それを生かし切るアップスケーリング回路、動画応答性も秀逸です。

ズーム、レンズシフトの量も十分で設置性にも問題なく、なによりも画質を優先して考えたいお客様にお薦めしたい、ハイエンドプロジェクターです。

VICTOR DLA-HD100

細かさ4 ・ 発色4 ・ 黒色4 ・ 動画性能3 ・ 設置/ランニング4 ・ スケーリング4

HD1の高画質、機能をさらに高めた
DLA方式最高峰のプロジェクター

DLPと液晶、両タイプの長所をひとつにしたモデルです。 動画性能はDLPに譲りますが、細かさや質感、発色の良さはDLP方式とほぼ同等です。 

黒色の再現性が良くなると発色が明瞭になり、画面全体が引き締まった画質になります。 レンズシフトの可動範囲が広がって設置性も更によくなりました。

 

動画性能がDLPにやや劣ることを除いては、ほぼ申し分のない性能に仕上がっているプロジェクターです。HD1との比較では、選別された素子を使っている効果が出て「黒」と「中間調」の表現力が段違いに優れています。

DLPプロジェクターと比べて有利なのは、「カラーフリッカー」がないことで、DLP特有の色のちらつきが気になる方は、HD100を選んでください。正直このプロジェクターを見ていると「液晶もここまで来たか!」という思いがこみ上げてきます。色の再現性の違いは、同時にDLPと比較しするか、目が肥えていなければわからないはずです。レンズシフトも上下だけではなく、左右方向にも作動しますので設置性も抜群です。

VICTOR DLA-HD1

細かさ3 ・ 発色3 ・ 黒色4 ・ 動画性能3 ・ 設置/ランニング4 ・ スケーリング4

設置性、経済性に優れたお買い得
高画質DLA方式プロジェクター

画面全体が明るくソフトな画質で、映画投影に適したモデルです。 今回比較した3つの機種と比べると発色はやや抑えめに感じられますが、 中間色の再現性が高く、モノクロからカラー映画まで自然な質感で投影します。

発売から1年以上が経過しましたが、画質のレベルは高く 30万円前後の機種とはランクの違いを感じます。作動音も静かです。

 

発売から1年経って価格が安くなった!と言うのが最大のメリットで、反射型でない液晶プロジェクターと比べて実売価格の差が20万円を大きく切っているのは魅力です。それは「黒の締まり」と「色の再現性」が、反射型液晶の方が優れているからです。通常の液晶プロジェクターと比べると「色が濃く」見えます。

HD1は、HD100と比べると「緑がかって」しまいますが、比べるとすごく気になりますが、しばらく見ているとそれもわからなくなるので「色が緑にシフトしている」のは、大きな問題ではありません。

最も大きな問題は、プロジェクターにあるのではなく「ホームシアターの天井と壁」にあります。もし、プロジェクターを設置仕様となさっている部屋の壁や天井が「白」であれば、良好な画質はあきらめてください。HD1をHD100にしても画質は、ほとんど変わりません。そして反射型液晶のメリットも消えてしまいます。

画質の向上で最も重要なのは、プロジェクターの性能ではなく、スクリーンの周囲の壁や天井が「光を反射しない」という「部屋の性能」なのですから。

総合評価

今回比較した機種は、いずれも画質のレベルが高くどのモデルを購入されても満足度は高く感じられると思います。

発色が鮮やかなのは、HD803です。精細感があり明るい映像は、 設置条件が合えば迷うことなくおすすめNo.1です。

設置条件が厳しい場合はVP-15S1やDLA-HD100がマッチしますが、動画性能に優れたVP-15S1、色味が鮮やかなDLA-HD100と 悩むところです。左右のレンズシフトが必要であれば DLA-HD100をお選びください。

室内の照明を暗くできない場合や天井や壁の色が白やベージュ系でしたら スクリーン面に投影される映像(光の反射)のコントラストが低下するので DLA-HD100ではなくてもDLA-HD1で充分高画質を堪能できます。一般的な家庭のリビング空間でご使用いただく場合、 コストパフォーマンスに優れたDLA-HD1で フルスペックの高画質を十分に満喫することができます。

ここでご紹介したプロジェクターは、 逸品館1号館に設置しておりいつでもご確認いただけます。 お気軽にご体感くださいませ。

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リポート掲載日:2008年3月 逸品館ビデオスタッフ